組織力アップへの道/組織サーベイ導入の実践マニュアル


組織サーベイを導入する際に役立つガイドラインをご紹介します。
サーベイの必要性から作成・実行。効果的な結果の活用方法まで、詳しく解説していきます。



なぜ組織サーベイが必要なのか


組織サーベイは、組織の現状把握や問題点の洗い出し、改善方向の設定などに必要な情報を集める手段です。メンバーの意識や気持ちを数値化し、可視化することで、組織全体の状態を把握し、適切なアクションを起こすことができます。


しかし、組織サーベイの重要性は、その数値化、可視化だけにとどまりません。職場環境の改善、組織風土の形成、リーダーシップの向上など、具体的なアクションを思考ための重要な情報を提供する手段でもあります。



組織サーベイの範囲を設定する


まずは、組織サーベイの範囲を設定します。組織全体の状態を把握するためには、各部門や役職、年齢などの特性に基づいてセグメントを設定することが重要です。自社の事業目標や課題、組織特性を踏まえた上で適切な範囲を設定しましょう。


範囲の設定は、サーベイ結果の有用性に大きく影響します。適切な範囲設定がなされている場合、的確なアクションプランへとつながる結果がわかります。一方で、範囲設定が適切でない場合、結果は曖昧で、アクションプランを策定する上での参考になりにくいものとなりますのでご注意ください。


質問項目の設定とアンケートの作成


質問項目の設定は、適切な結果を得るために重要なステップです。質問項目は、組織の目標や潜在的な課題、求める情報に基づいて選定します。また、アンケートの表現や順序にも注意が必要で、一方向からの解釈を誘導するような質問は避け、できるだけ公平で明快な質問を心掛けましょう。


また、質問項目を設定するにあたり、組織内外の様々な視点を取り入れることを推奨します。自社の組織文化や価値観、事業目標だけでなく、社会的な視点や利害関係者の視点も反映させることで、より豊かな結果を出すことができます。


結果分析


結果分析では、データの傾向やパターンを探るだけでなく、意外な結果や矛盾する結果にも目を向け、深めて見ることが前提となります。ここでは、一見すると無関係に見えるデータ間の関連性を見つけ出すことが重要となります。


また、分析に際しては、多様な視点や意見を取り入れ、偏りのない分析を心がけることが大切です。そのためには、分析の結果を組織内の他の部署や役職、さらには外部の専門家などと共有し、フィードバックを取り入れることも有効です。


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結果の活用


最後に、集めた結果をどのように活用すればよいか考えます。サーベイ結果は、組織の改善点や開発需要を見つけるための原材料です。具体的なアクションプランを策定し、その実行と評価を行うことで、組織の成長につなげることが可能です。


しかし、それだけで終わらせてしまうのはもったいないです。サーベイの結果は、その後の組織の進行方向を示す重要な司南にもなり得ます。組織の改善や成長だけでなく、中長期的な組織戦略の策定や組織風土の変革にも活用しましょう。


まとめ


組織サーベイは、組織の現状把握や改善に必要な情報を得るための重要なツールです。その導入にあたっては、サーベイの目的と範囲の設定から始まり、質問項目の選定、結果の妥当な分析、そして結果の適切な活用が必要です。適切に組織サーベイを活用すれば、組織の問題解決や改善、成長に繋がります。


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