
インターネットメディアサービスなどを展開する株式会社リスペクトで、プレイングマネージャーとして活躍されている針生さん。制作職が多い同社では、マネージャーを育成することが組織として注力したい課題となっていました。
針生さんご自身も、マネジメントに対する苦手意識から、自分のやり方や判断に自信が持てないという課題を感じていたそうです。
そのような状況の中で、彼女が「ネクストリーダースクール」への参加を決めたきっかけや、参加によって得られた効果について伺いました。あわせて、上司である羽根さんから見た針生さんの実際の変化についても伺いました。
▶導入前の課題
・マネジメントに対する苦手意識があり、自分のやり方に自信が持てない
・一生懸命マネジメントしても、メンバーが辞めてしまう
・マネージャーは弱音や愚痴を言ってはならない、と思い込んでしまう
▶導入による効果
・効率重視の姿勢から「歩み寄り」へと変化し、対話の量と質が高まった
・自身の弱みも開示できるようになり、若手が素直に発言できる「心理的安全性」が築けた
・マネジメントへの苦手意識を克服できた
針生: 制作職のディレクターをしております。今プレイヤーとマネジメント半々くらいです。ディレクター職の人たちの取りまとめと、新しく入られた方をサポートしたりしています。
針生: 当時の上司から紹介を受けて参加することにしました。
これまで、制作やプロジェクトマネジメントに関わる研修には参加してきてたのですが、リーダーシップについての研修に参加するのは初めてでした。というのも、成果が分かりづらく少し面倒だったのと、マネジメント業務に対してネガティブな気持ちがあり、避けていた部分もあったのかなと思います。
一生懸命マネジメントしても辞めてしまうとか、独りよがりになって「あなたの言うことは聞けない」と言われたこともありました。みんなを巻き込んで一緒に進んでいくというよりかは一人で突っ走っているような課題を感じていたため、参加を決意しました。
針生: 「俯瞰する方法を習慣づけられた」というのが一番の学びだったと思います。客観的に見ようとか、中長期的な視点で見ようとか、視座を上げようとか、それまでも思ってはいたのですが、方法がわからず、実際に普段の生活や仕事の中で活かすことはできていませんでした。今回、例えばネガティブな感情が湧いて主観的にしか物事を考えられなくなっているときに、一歩下がって俯瞰して、何で自分はそう思ったのかを見てみると良いと教えていただきました。リーダースクールに参加させていただき、自分の考えていること、感じたことをアウトプットする機会が多くなったことで、考えるだけじゃなくて思考の過程をメモする癖がつき、俯瞰を習慣化できるようになりました。

また、同じ受講されてる方々とのコミュニケーションもとても有意義で、勇気づけられるものでした。私自身、「マネージャーたるもの弱音を吐いてはならぬ、愚痴も言ってはならぬ、みんなの目指すべきところとならなくてはならぬ」と思い込んでいました。同じ立場の人たちと話したことで、きつい思いをしてるのは私だけじゃないし、私よりよっぽど大変な中頑張っている人もたくさんいらっしゃるというのが励みになりました。
私と同じようなプレイングマネージャーで参加されている方もいたのですが、その方が働いている会社の社長さんの話で「プレイングマネージャーとは世界一忙しい人だから、今あなたが忙しいことはすごくよく分かるし、大変なことも分かるけど、その分成長できる」と言われたことを共有していただきました。
忙しくて大変ということを認めてもらえたことも嬉しかったですし、これを乗り越えると先にもしかしたら何か良いことがあるかもしれないと思うことができました。

針生さん作成最終アウトプット資料より
針生: 改めて振り返った時に、全体を通して2つありました。まず、この講座を通して学べることは、役割やレベル、ライフステージによる自分の心境の変化などのタイミングを問わず、普遍的に使えるスキルや知識だったと思っています。
先程お話した俯瞰だったり、自己受容だったり、心理的安全性とか自律的な行動など、仕事だけではなく生活でも使えると思います。家庭のことにはなりますが、今まですごく主観的だった夫とのコミュニケーションが、ちょっと彼の気持ちを慮ってあげられるようになったな、という変化も実際ありました。
もう一つが、体系的かつ網羅的な学びを得られたことです。受講前は正直、自己啓発的なものには意味がない、何も変わらないと考えていましたが、そうではなかったと思っています。一個一個の学びを振り返ってみると、ちゃんと線で繋がっていたと感じています。一番最初にTeamInsight (チームインサイト) というアセスメントをやらせていただいたのですが、そこでのフィードバックを最初は、みんなお世辞で言ってるだけでしょみたいな受け取り方をしていました。しかし学んだことを通して受け止めてみると、ちゃんと自分を映し出す評価になっていたんだと見えてきました。私だけじゃなくて、他の方にも受けてほしいなと思いました。
針生: コミュニケーションの量と質が変わりました。今までは、みんな忙しいので、なるべく無駄な時間は省略して、伝えるべきことはコメントで伝えるとか、効率を重視することの方が大事だと思っていました。しかし、やっぱり人の心はちゃんとお互いが歩み寄って、知ろうとすることが大事だと分かったので、日々のミーティングの回数を増やしたりですとか、ちょっとした相談も顔と合わせてするようにしたりというところが変わったと思います。
針生: 喜んでもらえたと思います。心掛けたのが、自分の弱いところや、できないことも伝えるようにすることでした。すると、若手のメンバーも分からないことを素直に伝えてくれるようになり、心理的安全性の高いミーティングができてとてもありがたかったという言葉をいただきました。
針生: 楽しく働ける会社、楽しく仕事をできる状態にしたいと思っています。今までも漠然と楽しく働ける会社にしたいと思ってはいたのですが、リーダースクールに参加してWILLや意志を持つことができるようになったことで、自分の中で言葉として明確に持てるようになりました。役割として仕事をしていたところから、自分のできる範囲内でも意志を持って望んだほうが日々が豊かになると今では考えています。

針生さん作成最終アウトプット資料より
羽根: 針生さんは優秀な人ですが、こうあるべきという思考が強く、自己肯定感が少し低いと感じるところがありました。その点が仕事において、特に組織について何か決定するときに、本当は自分で自信を持って判断できる能力はあるのに、最終の判断を自分ではジャッジできないと思い込んでいる様子につながっていました。
参加して他社の方々と学んだり対話することによって、自分に対する認識が変わって様々なものを許容できるきっかけになればと思い、参加を勧めました。
羽根: 針生さんの自己に対する認識は、会社の文化の中で育まれた面も大きいと思うので、別の文化に触れ、別のものの見方も取り入れた方が良いだろうなと感じていました。外部の同じ立場の人と会話することは重要だと思っています。
羽根: ものすごく前向きになったと感じました。あとは、後輩を育成することに関して自信を持って良いんだと気付いた点はあるのではないかと感じています。
そもそもマネジメントが向いてないと思っていたところから、前向きに考えられるようになったという変化に本当に感謝してます。
羽根: ネクストリーダースクールに参加するメリットの一つは、「意思決定できる仲間を組織内に増やすことで、組織に生じている無駄な時間を削減できる」ことだと思います。そのため、これからトップダウンの組織から自律型の組織に変わろうとしている経営者や、いまそのプロセスの途上にいる組織の幹部層が受けると、経営者としては心強い仲間が作れるのではないかと思います。
また、ここで学ぶことは、自律型の組織をつくる上で共通言語のような役割を果たしてくれるとも感じています。組織のリーダー層がそういう機会を持てるというのは、会社組織として大きなプラスになると思います。トップダウンでやりたい経営者にはお勧めしませんが、みんながそれぞれの持ち場を持って、舟を漕ぐ仲間を増やしたいという経営者にはオススメです。

株式会社リスペクト
https://www.respect-pal.jp/
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